美しい地球の環境を守りたいReiです。
地球の温暖化、各地での異常気象、それに起因すると考えられる自然災害。。
ここアメリカでもその状況は日本と同様です。
アメリカの西側のカリフォルニア州では毎年異常なほどの山火事が発生しています。
その規模は想像以上で、私が住むアリゾナ州(CA州の隣←と言ってもアメリカの1州は広大です!)にもその煙が届きました。
その影響で視界が悪化、夕方には太陽が異常なオレンジ色となり、まるで火星にいるかのうような、これまでに見たことのない光景を見ました。
山火事による被害も相当で、ある年ではアメリカのワインで有名なソノマバレー近辺でのワイナリーが焼失したり、それによりワイナリー経営を諦めざるを得ない状況に陥った方々もいます。
ソノマ近辺に住む私の友人は、自宅の屋根に上り、水を撒いて自宅を必死に守ったそうです。
他にもいろいろと地球温暖化が原因と考えらえる事象はありますが、この地球温暖化を止めるためにも、自分でできることから取組んでいます。
そこで最近取り入れたのがシリコーンリッド(蓋)です!
シリコーン リッドとは?
シリコーン リッドとは、その名の通り、シリコーンゴムで作られた蓋です。
私たちは食材や食品の保存にラップを多く利用しています。
保存もきいてとても便利なものですが、これもプラスチック製品のひとつですね。
1回使ったらゴミ箱にポイ!という方も多いかと思います。
私もその一人でした~💦
洗って繰り返し使うという方もいらっしゃいますね。多忙な毎日の中での取り組みに本当に頭が下がります。
このラップの使用量をどうにか減らせないものか?
何か替わりになる環境に優しいものはないか??
と探して見つけたのがこの「シリコーン リッド」です。
この商品、リッド(蓋)というよりも食品や食材を包み込むCover(カバー)のようになっています。
よってアメリカでは「シリコーン フード カバー」と一般的には言われています。
伸縮性があり、食材やグラスやコップ、フードコンテナー(保存容器)などにピタッと蓋をすることができます。
ジュースなどが入ったグラスに蓋をし、逆さにしてもこぼれません。スゴイ!
アメリカではよくPotluck(ポットラック)と呼ばれる、各自で好きな食べ物を持ち寄ってPartyやDinnerを楽しみます。
その際の持ち運びの蓋として、中身がこぼれにくく安心して運べるので大活躍しています。
シリコン or シリコーン? プラスチックじゃないの?
シリコンとシリコーン、単なる呼び方や発音の違いでしょ~、と思っていましたが、どうやら明確な違いがあるようです。
正直あまり気にしないのですが、意外に面白かったので雑学として軽くご紹介します。
シリコンはケイ素という元素の一種で英語名が「Silicon」。
シリコーンは有機ケイ素化合物でシリコンを精製した化合物「Silicone」。
シリコンに諸々混ぜて商品を作る材料となるのがシリコーンということですね。
英語で表記するとその違いが見えてきますね。
このシリコン、元は石なんだそうな!!
固い石から、あの伸び~る伸縮性に富んだ製品になるとは驚きですね。
シリコンについて詳しく知りたい方はこちら。参考にさせて頂きました🙏
一方プラスチックは石油から作られています。
プラスチック製品ではBPAが含まれている心配もありますが、シリコーンはそもそもプラスチックとは別のものですので、BPAの心配はありません。
購入した商品の外箱にも
「BPA FREE (BPAフリー)」
「FDA APPROVED(米国食品医薬品局認定)」のマークが付いています。
BPAについてはまた別の記事で紹介したいと思います。
シリコーンリッドの使い方 ~冷凍保存からオーブンまで!~
シリコーン商品は、その素材の特性から、下記特徴などがあります。
✅耐熱性・耐寒性
✅耐水性
耐熱・耐寒性では下記のようにかなり高い温度や低い温度でも使用可能のようです。
150℃ではほとんど特性に変化が無いため、この温度帯では半永久的に使用することが可能です。
木野機工株式会社 シリコンゴムの特性一覧。16の一般特性・機械特性を解説!
製品によっては、200℃でも耐えるシリコンゴム、350℃以上でも短時間であれば耐えるなど、耐熱性に優れています。
また、-60℃でも弾力をもつ製品もあるため、耐熱性・耐寒性の双方に優れた特性を持っていると言えます。
商品によって耐熱・耐寒温度は変わりますので、お買い求めになった商品の説明書を確認することをお勧めします。
私が購入したシリコーンカバーは「食器洗浄機、電子レンジ、冷凍に使えます」とあり、オーブンにはどうやら使えないようです。
好奇心旺盛の私は、本当にオーブンで使えないのかをトースターで試してみました!💪
冷凍していたパンにシリコーン カバーをしてトースターへポン!
トースターの温度は商品により異なりますが、おおよそ180~230°C(356~446°F)です。
結果は。。。
トースターのスイッチを入れてから5分程で白い煙が出てきました~💦
やはりオーブンやトースターには向いていない、取説通りの商品でしたね。(当たり前か😅)
一方、Cast Iron Skillets (鉄なべ)で有名なLodgeを愛用していますが、持ち手も熱いので、Lodge社製のシリコーン製の持ち手カバーを使用しています。
こちらは約287°C(550°F)まで耐熱なので、オーブンに入れてもOK!
実際にオーブンへ入れたままにしても煙が出ることもなく、形状にも変化もなく使うことができています。
皆さんもシリコーン商品を使用する際は、安全に使用するためにも必ず説明書を確認しましょう。
私のマネは危険ですのでやめましょう😅
これは便利&Eco!~スタバタンブラーや蓋だけじゃない!? ~
現在は様々なシリコーンのキッチン用品が出ていますね。
ここではシリコーン カバーの他に、シリコーン製商品に変えることで、廃棄量を抑えecoに繋がる商品をご紹介します。
1. シリコーン フード バッグ
何度も繰り返し使える保存バッグ。Ziplockなども繰り返し使えますが、その耐久性はシリコーン フード バックの方が高いでしょう。
電子レンジや食器洗浄機、冷凍保存、バックのまま湯煎解凍や温めにも使えるので便利ですね。
2. シリコーン ケーキカップ
お弁当にも大活躍のカップ!
スイーツを作るのが好きな方にはお勧めですね!ケーキカップもこれまでは紙製など使い捨てが主流でしたが、シリコーン製にすることで廃棄を抑えることができます。
3. シリコーン ベーキングマット
オーブンシートの代わりになるマット。クッキーや肉・魚の下に敷くアルミなどの代わりに利用できます。
※画像準備中です😅
4. シリコーン スポンジ
こちらも通常のスポンジよりも長く使用できます。使用後は食器洗浄機に入れて食器と一緒に洗うと清潔さを保てますね!
※画像準備中です😅
まとめ
シリコーンの商品はこれまでも身近なところで使われてきました。
例えば赤ちゃんの哺乳瓶のニップル(乳首)やスプーンなど。赤ちゃんにも安心して使える安全な製品ですね。
またキッチン周りでも鍋掴みやお玉やトング、折り畳み式のざるやボールなどを活用している方も多いかと思います。
最近では折りたためるタンブラーなども発売されて、その利便性も年々高まっているように感じます。
ラップやビニール、プラスチック類の破棄量を削減しながら、シリコーン商品を上手に取り入れることで、その耐用性から結果的には出費を抑えることにもつながります。
私たちの美しい地球を将来の子供たちに残すためにも、できることから一つずつ取り入れていけるといいですね。
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