アリゾナ州観光 甘く見るとキケン!アリゾナ州(セドナ・グランドキャニオンなど)のハイキング ~7つの必需品~

アメリカ旅行

ハイキングが大好きなReiです。

豊かな木々に囲まれ、各地で異なる植物や花、動物、空気などを感じながら歩くハイキングはエクササイズとしては勿論のこと、心を癒してくれるとても気持ちの良いウォーキングの一つですね。

ハワイに在住していた頃も、あの美しい海よりも山へハイキングによく行っていました。

アリゾナ州の多くは他の記事でも度々触れているとおり「砂漠地帯」です。

砂漠地帯でのハイキングは日本と環境が大きく異なります。

日本では砂漠地帯が無いので、その環境を想像するのはなかなか難しいですね。私も実際に経験するまでは全くイメージできませんでした。

では実際どのように違うのでしょうか?

アリゾナ州と日本のハイキングコースの違い

David MarkによるPixabayからの画像

砂漠地帯は雨が少なく、常に土地も空気も乾燥しています。

ではどの程度乾燥しているのでしょうか?

何と川には水は流れていません! ほぼ1年中干からびていますw(アリゾナ州南部)

湿度は冬期は20-30%程、夏期は10%前後です。

夏期は室内ではエアコンが常に稼働しているので更に低くなるでしょう。

こうなるともう5-8%の世界です!

これだけ乾燥しているとカラダ全体から体内の水分が蒸発していきます。よって「意識して水分をこまめに取り続けること」がとても重要になります。

また乾燥地帯ですので背の高い緑豊かな木々は育ちません。

その代わりに様々な種類のサボテンや背の低い草木が生息していています。よって日陰がなく、ほぼ日向を歩くようになります。

日本やハワイのように緑の中でマイナスイオンの香りを感じながら・・・は当然なく、代わりに乾燥した暑い砂漠の空気を感じることができますw

コースも乾いた小さな石や砂で覆われているのが殆どで、岩がゴロゴロしているRocky(ロッキー)なポイントも多くあります。

ここまで読むと「アリゾナのハイキングは大変そう~!」「こんな緑が無いハイキングなんて楽しくなさそう!」など思いそうですが、アリゾナの、この砂漠地帯だからこそ見れる美しい景色や地球を感じることができるんです!

夕日でピンク一色に染まる岩山
壮大な峡谷、
風と雨による浸食で作られた見たこともない美しい奇岩etc.

日本では見ることも体験することもできない素晴らしい光景がここにはあるんです!

それがアリゾナ州でのハイキングの醍醐味です!

必需品7点:死活問題ですw しっかり見てください!

ここでは1.5~2時間程度のコースを想定しています。

1. 水

Henrik SpinnによるPixabayからの画像

何と言っても水、みず、ミズ!です。

アリゾナではどの季節でも水を持たずにハイキングに行くことは非常に危険です!

ではどの程度の水を持っていけば良いのでしょうか?

夏期(4月~10月):1.5~2L以上/1人につき
冬期(11月~3月):1~2L程/1人につき

そんなに!? と驚かれる方も多いかと思います。でも冗談ではありません。

私は夏期はこれ以外にスポーツドリンクを入れた1.5Lの水筒を車に置いておきます。

ハイキングから戻ってきた時に十分な水分補給をするためです。それもほぼ飲み切ります。

そもそも夏期の日中はアリゾナン(地元の人々のこと)はハイキングをしません。
暑すぎてキケンです。

冬期でも日中の日差しは強いです。乾燥もしているので私たちの想像以上の速さで水分不足になります。

ハイキング中は喉が渇かなくても定期的に水分補給するのをお勧めします。

2時間以上のコースを歩く場合は1人2L以上の水を準備していきましょう。

重たいから嫌だ、少量で大丈夫、など判断されるととても危険です。

2. 帽子

政徳 吉田によるPixabayからの画像

アリゾナの日差しはとても強いです。日本の夏と比べものにならない程です。

私はよく「日光が痛い」と表現しています。ホントに強すぎて痛いんです💦

そのような中で帽子がいかに重要かはご想像頂きやすいかと思います。

帽子のタイプは、野球帽のようなハットでも良いですが、日陰がほぼないアリゾナでは、ハイキング用の360度にツバのあるタイプがオススメです。紫外線防止効果があるとより良いですね!

帽子を被らずにハイキングもキケンです。あっという間に熱中症にかかってしまう恐れですのでご注意くださいね!

3. 日焼け止め

Katherine AbによるPixabayからの画像

ここまでお読みいただくと日焼け止めも必須なのはご理解頂けるかと思います。

アメリカにも沢山の種類の日焼け止めが販売されていますが、日焼け止めの独特のニオイが強かったり、「ドライタイプ」と表示してあってもベタつくものが多いです。

よって個人的には日本の日焼け止めが手に入るようであればそちらをオススメします。

日焼け止めは外に出る15分前までには塗っておきましょう。

紫外線防止の効果を出すまでに塗布から15-20分程要する商品が多いかと思います。

パッケージの使用方法をしっかり確認して、その防止効果を効果的に使えるといいですね!

4. 服装

通気性の良いタイプがオススメです。

アリゾナは暑くて乾燥しているので、汗でシャツが濡れて不快ということはあまり起こりません。
濡れてもすぐに乾燥するからですw

私は常にロングパンツを履くようにしています。

なぜか?

冒頭でもご紹介したとおり、ハイキングコースにはサボテンや背の低い木々が多く生息しています。

このサボテン、不意に近くを歩いてしまうと割と簡単にトゲがささるんです!

そして背の低い木々たちも、日本の草木のような柔らかさは全くなく、硬いものが多く、かすり傷など負うことも多々あります。

トゲや木々による傷などを防止するためにロングパンツを履いています。

ただ暑い時期にハイキングをする場合は、その素材も重要です。

私はハイキングや登山用の発汗性の高い素材で作られたパンツを愛用しています。アリゾナの暑い日のハイキングでも快適に過ごすことができてお勧めですよ!

間違っても綿やジーンズなどの厚手素材のロングパンツなどは履かないようにご注意くださいね!

私のお気に入りパンツはこちら👇

Columbia websiteより

こちらのパンツは通気性や発汗性が高く、夏に履いてても快適です。そして膝上ラインでパンツの下部を取り外せるので、ハイキング後に外して短パンになったり、とても便利ですよ!

5. サングラス

AlexaによるPixabayからの画像

こちらも必須です!

日差しが強いのでサングラスを着用することをお勧めします。

私たち日本人はサングラスにあまり良いイメージを持っていない方が多いですが、何よりもご自身の目を守ることを優先してくださいね。

目から入る紫外線からも害があるそうです。アメリカ人がサングラスをしているのはファッションというよりも目を守るために使用している方が殆どです。

6. シューズ

足底と足首をしっかりサポートするタイプがオススメ

岩がゴツゴツしたハイキングコースが多いアリゾナでは、靴の底がしっかりとしたハイキング用シューズがオススメです。

スニーカーでも歩けなくはないですが、足のサポート力が大きく違います。よってその疲れ具合も大きく変わります。

7. スナック

Donramón43によるPixabayからの画像

こちらの一番の目的はカロリーや塩分の摂取でしょうか。もちろん小腹が空いたとき用でもありますが。

暑い中でハイキングをして不足しがちなのがミネラルや塩分ですね。

カロリーやミネラル・塩分を摂取することで熱中症予防にも繋がります。

アリゾナンはナッツバーやプロテインバー、ミックスナッツ、リンゴなどを持ち歩いている人が多いようで、私も必ずミックスナッツを持参しています。

これらはスーパーで気軽に購入することができますよ。

おまけ:とげ抜き

とげ抜き!?と思われた方、そうなんです、刺抜き ですw

アリゾナのハイキングコースはサボテン類に囲まれているので、コースを少しでも外れたり、歩道の端を歩いたりすると、手や足に容赦なくサボテンのとげが刺さります。

このとげ、手で取れません。というか、痛くて触れません!

私たちもそうですが、愛犬と一緒にハイキングをしていると愛犬もとげが刺さったりします。

とげ抜きがあるとすぐに対処し再び歩くことができますが、無い場合は愛犬を抱いて戻ることになります💦

必需品ではありませんが、あると非常に便利ですね!

番外編:あまり必要ないもの

StockSnapによるPixabayからの画像

雨具ですw

砂漠地帯なので1.5~2時間程のハイキングであればほぼ必要ありませんw

但し砂漠のアリゾナにもモンスーンと呼ばれる雨が多く降る時期があります。

その時期に2時間以上のハイキングをする場合は準備すると安心かと思いますが、この時期の雨は通常雷も伴いますのでとても危険です。

モンスーンの時期はハイキングの代わりに室内にすぐ戻れるアクティビティだと安心ですね。

まとめ

アリゾナのハイキングは日本では経験できない気候や景色を楽しむことができます。

今回は1.5-2時間程度のハイキングを想定してご紹介しましたが、水もスナックも多めに持参されることをお勧めします。

なぜなら、、、ハイキングコースで迷ったり、予定とは違うコースに気づいたら入っていたりなど予想外のことが起こることもあります。

この場合にギリギリの準備だけではキケンな状況に陥ります。

実際に私も軽く迷ったことがあり、予定より1時間ほど長くかかり戻ってきました。
その時の水はギリギリでそれ以上時間がかかっていたら熱中症になる危険性が高くゾッとした経験があります。

また、愛犬と一緒にハイキングを楽しまれるときは、愛犬用の水やスナックなどの準備もお忘れなく!

Have a wonderful hike!

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